サイディングは、他の外壁塗装などに比べると手入れが楽です。よくメンテナンスなしでも大丈夫と言われることもありますが、本当なのか気になります。メンテナンスを怠って劣化してしまっては大変と思う方もいらっしゃるでしょう。

この記事ではサイディングで必要となるメンテナンスについて、わかりやすくお伝えします。押さえておきたいポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

サイディングはメンテナンスなしでOKではない

誤解を招くことは多いのですが、サイディングはメンテナンスをしなければいけません。ただし、頻繁に行うことではなく、7～10年に1度で大丈夫です。もしも、このメンテナンスを怠ってしまうと困ったことになります。紫外線や風、雨などの自然現象により、ダメージを受けて劣化状態になってしまう可能性があるからです。そのような状態になると、サイディングの内側にある防水シートや柱がダメージを受けて腐敗するかもしれません。

また、そのまま劣化がどんどん進んでいくと、気づいたときにメンテナンスすることになり、その際にかかる費用が厳しいものになります。その状況を避けるためには、定期的にメンテナンスをする必要があります。それにより、サイディングが長持ちするようになると考えられるのです。

サイディングのメンテナンスは種類によって時期が異なる

サイディングのメンテナンス時期は種類ごとに時期が異なります。ここでは、種類によるメンテナンス時期の違いを解説します。

セメントが主原料の窯業系サイディング

日本で主流になっている窯業系サイディングの場合、7～10年を目安にしたメンテナンスがおすすめです。窯業系サイディング自体の寿命は30～40年ほどですが、メンテナンスなしでいると、シーリング剤の劣化が見えるようになるので、要注意です。

断熱材で裏打ちした金属系サイディング

窯業系サイディングに次ぐサイディングで、金属を加工した金属系サイディングは、きらきらした美しい府に気を醸し出します。そのような金属系は耐久性が高いので、10～15年周期のメンテナンス期間になっています。金属系サイディングの場合、ひび割れや水の染み込みの心配が基本的にほとんどないことが、メンテナンス時期の長い理由と考えられます。しかし、金属に付きものになっているサビが出る可能性はあるので、注意が必要です。

木材を主材にした木質系サイディング

木材が主流になっている木質系サイディングの場合、目安として10年くらいのメンテナンス周期が考えられます。しかし、状態により早める必要もあるので、状態をよく見ておく必要があります。木材は水に弱いため、雨や雪などでじめっと濡れた状態が続くと劣化しやすくなるからです。

海外で主流の樹脂系サイディング

主にアメリカやカナダでよく利用される樹脂系サイディングの場合、塩化ビニル樹脂が主原料で色あせや変色しにくく耐久性があるので、10～20年がメンテナンス時期とされています。この種類の場合、紫外線に弱いため、日頃から紫外線防止の塗料を塗っておくと長持ちするのではないでしょうか。

サイディングは塗料によってもメンテナンス時期が考えられる

サイディングの場合、塗料によってもメンテナンス時期が異なるので注意しましょう。ここでは、塗料ごとのメンテナンス時期を紹介します。

ウレタン塗料

ウレタン塗料の場合は5～10年の間隔でメンテナンスが必要です。ウレタン塗料とは、ウレタン系樹脂を主成分の塗料で、鉄・木・塩化ビニールなど、さまざまな材質に利用できます。

アクリル塗料

アクリル塗料は3～8年です。アクリル塗料は、アクリル樹脂を主成分とする塗料で安価でカラーバリエーションが豊富です。

シリコン塗料

シリコン塗料の場合は8～15年と言われています。機能性や耐久性に優れた上に価格も手ごろなので、利用することが多い塗料です。

フッ素塗料

フッ素塗料は12～20年です。最高級と言われるフッ素塗料は、フッ素樹脂が配合で結合力が高くなっています。

まとめ

サイティングを利用した外壁塗装は、メンテナンスなしでも大丈夫と言われますが、そのようなことはありません。頻繁ではなくても、種類や塗装料によってメンテナンス時期があるので、気を付ける必要があります。もしも、メンテナンスを行ってしまうと、ひどく劣化してしまう恐れがあるので、きちんとメンテナンスを行うようにしましょう。

メンテナンス時期の目安は短くて3～8年、長くて12～20年ですが、少しでも劣化が見られたら、目安の時期より早めに行うことをおすすめします。

兵庫県姫路市を拠点にする「株式会社ミナミダ」はサイディング工事を手掛けております。お客様のご希望を聞いて、理想通りのサイディング工事ができるよう従業員一同心掛けている次第です。

サイディングについては、不明に思われることも多いかと思いますので、お困りのことがございましたら、何なりとお尋ねください。お電話でもメールでもお問い合わせを受け付けております。どのような些細なご質問でも、しっかりと真摯にお答えしますので、安心してご連絡ください。