2024年09月10日

屋根塗装、全12のプロセスを徹底解説!各プロセスにかかる日数もご紹介

屋根塗装、全12のプロセスを徹底解説!各プロセスにかかる日数もご紹介

普段目にすることの少ない屋根ではあるものの、知らないうちに劣化していたり雨漏りなどの不具合が現れたりして、屋根塗装のリフォームを考えている人は少なくありません。屋根塗装のリフォームを検討する際に気になるのが、どのようなプロセスで何日くらいかかるのかという点ではないでしょうか。そこで今回は、屋根塗装の全12のプロセスについて詳しく紹介していきます。

屋根塗装、全12のプロセスとは?

屋根塗装、全12のプロセスとは?

屋根塗装を業者に依頼すると、次のような12のプロセスでの施工となるのが一般的です。全12のプロセスを1つずつみていきましょう。

近隣への挨拶回り

屋根塗装の工事が始まれば、業者がいくら気を付けていても多少の騒音や振動、塗料の匂いや車両の出入りなどで、近隣の住民には迷惑をかけてしまうことになるでしょう。ご不便・ご迷惑をおかけする点について近隣住宅へ挨拶に伺い、工事内容や工事期間について説明します。

足場の組み立て

外壁塗装とは異なり、屋根塗装なら脚立などで屋根に上れば、足場は要らないと思われるかもしれません。ところが実際は、安全な作業のために、住宅を囲うように屋根よりやや上の高さまで足場を設置します。足場を組み立てたら、職人の落下防止や塗料の飛散防止のためにメッシュシートで被うのも欠かせません。足場の資材を運び入れるのに車両が出入りしたり、足場の組み立てに「カンカン」と音がしたりと、近隣住宅へ影響を与えてしまうプロセスだといえます。

高圧洗浄

常に風雨にさらされている屋根は、藻やコケ、ほこりなどの汚れのこびりついていることが大部分です。これらを高圧洗浄機で洗い流すとともに、剥がれかけの古い塗料もしっかり洗浄して剥がしてしまいます。そうすることで、後から塗る塗料が均一になりやすいでしょう。

下地処理

塗装の前に次のような下地の処理を行うことで、仕上がりをよくします。

・釘打ち:棟板金を固定する釘が抜けていたら打ち直す
・ひび割れの補修:屋根材のひび割れているところに樹脂製のコーキングを充填する
・金属部分を研磨:屋根の金属部分の汚れやサビをヤスリなどで研磨する

養生

アルミサッシや窓、庭木など塗料が飛散して付着してしまうのを避けるために、養生用ビニルシートやマスキングテープなどで養生します。

下塗り

屋根塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの三度塗りが基本で、屋根材と塗料の密着性を高めます。下塗り用の塗料は、屋根材に応じたものを選びます。下塗りすることで、細かなひび割れを補修したり、屋根材とその後で塗る塗料との密着性を高めたりできるでしょう。

タスペーサーの挿入

スレート屋根の場合には、雨漏り防止部材「タスペーサー」を屋根に差し込む作業が加わります。タスペーサーは、雨水が溜まらず抜けていくために必要な隙間を確保するためのものであり、隙間があることによって塗料で雨水が溜まってしまうのを防げます。

中塗り

中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。中塗りから使う塗料は、仕上がりに直結するものなので、希釈率を厳守して塗料の性能をしっかり発揮できるように注意します。まず端などを刷毛で塗った後、広範囲をローラーで塗っていくことが多いでしょう。

上塗り

中塗りした塗料をしっかり乾かしたら、中塗りで使った塗料と同じものを、再度重ね塗りします。そうすることで、中塗りの際にできたムラをなくし、塗膜に厚みを出せるのです。上塗り後もしっかり乾燥させます。

完了検査

上塗りまで完了したら、次のような項目で完了検査を行います。

・全体的な仕上がり
・塗り残しはないか
・周囲に塗料が飛散していないか

施主も完了検査に立ち会うものの、屋根には上がらずベランダなどからみえる範囲での確認になります。この際に不備のあった個所は、手直しします。

足場の撤去・片付け

手直しまで終わったら、足場を撤去します。養生を撤去し、塗料の付いてしまったところはシンナーなどで拭き取って掃除をし、片付けます。

引き渡し

片付けが終わったら、施工完了で引き渡しとなります。

屋根塗装12のプロセスにかかる日数は?

屋根塗装12のプロセスにかかる日数は?

屋根塗装のプロセスについてお話ししてきましたが、12のプロセスそれぞれにかかる日数についても紹介していきます。

・近隣への挨拶回り:1日
・足場の組み立て:1日
・高圧洗浄:1日
・下地処理:1日
・養生:1日
・下塗り:1日
・タスペーサーの挿入:1日
・中塗り:1日
・上塗り:1日
・完了検査:1日
・足場の撤去・片付け:1日
・引き渡し:1日

上記のような日程で、全プロセス10日から14日で完了になります。

まとめ

屋根に劣化や不具合のあった場合も、高い所だけに自分で修理や補修のできる人はほぼいないでしょう。そのため屋根塗装のリフォームは、専門業者に任せることになります。業者に任せられるとはいっても、作業中は屋根の上での作業がみられません。どのようなプロセスで屋根塗装が行われるのか、大まかにでも知っておくと安心です。また、実際の工事中も、不明な点があったらその都度どのような工程をしているのかなど質問するといいでしょう。

兵庫県姫路市にあるリフォーム・補修工事専門店の「株式会社ミナミダ」では、屋根塗装も承っております。まずは現地調査で屋根塗装の状態を調査した上で、見積もり提案し、ご納得いただいた上で工事施工いたします。工事完了時には、工事完了報告書を提出するほか、1年後の点検などアフターサービスも充実しておりますのでご安心ください。作業プロセスについても、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。