2024年09月11日

外壁塗装における塗料の選び方とは?注意したいポイントも紹介

外壁塗装における塗料の選び方とは?注意したいポイントも紹介

外壁塗装を行う際には、使用する塗料を慎重に選びましょう。塗料は、家の美観だけでなく耐久性や機能性にも大きく影響するからです。適切な塗料を選ぶことで、建物を長期にわたって保護し、メンテナンス頻度の軽減が可能です。そこで本記事では、外壁塗装における塗料の選び方についてご紹介します。後半では外壁塗装における注意点もまとめました。

外壁塗装における適切な塗料の選び方

外壁に使用する塗料には、さまざまなタイプがあります。近年では、耐久性や機能性を意識した塗料も増えるようになりました。塗料を選ぶときには、それぞれの特徴を把握しておくのが大切です。ここでは、外壁塗装における適切な塗料の選び方について、各塗料の特徴をご紹介します。

アクリル塗料

アクリル塗料は、外壁塗装の選択肢の中でも比較的安価な塗料です。主な特徴として、発色の良さが挙げられます。しかし、耐久性は他の塗料と比べて劣り、一般的な耐用年数は5〜8年程度となっています。

現在では、長期的な耐久性が求められる一般住宅の外壁塗装にはあまり使用されません。ただし、コストを抑えたい場合や短期間の使用を想定している建物については、使用するケースもあります。アクリル塗料は、頻繁な塗り替えを検討している方におすすめです。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、さまざまな外壁材に適用できる塗料です。木材から金属までの幅広い素材に対応可能で、環境や立地条件によっては比較的長い耐用年数も期待できます。一般的なウレタン塗料の耐用年数は、7〜10年程度です。

アクリル塗料よりも耐久性が高く、シリコン塗料ほど高価ではないため、コストパフォーマンスの良い選択肢として人気があります。ただし、最新の高機能塗料と比較すると、耐久性や機能性では劣る面もあるため、使用目的や予算に応じて検討する必要があります。

シリコン塗料

シリコン塗料は、長年にわたって外壁塗装の主流として使用されてきました。耐候性と耐久性のバランスが良く、一般的な耐用年数は10〜13年程度です。

近年では、ラジカル制御型ハイブリッド塗料の登場により、シリコン塗料の人気にやや陰りが見られます。一方で、耐水性や通気性のバランスが取れており、現在でも多くの住宅の外壁塗装で使用されています。

フッ素塗料

フッ素塗料は、高い耐候性と長寿命が特徴の高級塗料です。一般的な耐用年数は13〜15年以上で、主にビルやマンションなどの頻繁な塗り替えが困難な建築物に使用されてきました。

フッ素樹脂の強固な分子結合により、紫外線や酸性雨などの厳しい環境にも強く、長期間にわたって美観を維持できるのが特徴です。初期投資は高くなりますが、塗り替え回数の減少によるライフサイクルコストの削減が期待できます。

無機塗料

無機塗料は、最高級グレードに位置する塗料で、驚異的な耐久性を誇ります。一般的な耐用年数は15〜20年以上です。

無機系と有機系のシリコン結合を組み合わせることで、優れた耐候性と柔軟性を実現しています。初期費用は高くなりますが、長期的な視点で見ると経済的な選択肢となる可能性があります。一方で、一般住宅では耐用年数が長すぎて他のメンテナンスサイクルと合わないこともあるため、建物の用途や将来計画を考慮して選択する必要があるでしょう。

外壁塗装における塗料のタイプの選び方

外壁塗装における塗料のタイプの選び方

外壁塗装で使用する塗料には、水性と油性があります。使用する前にはそれぞれの違いを確かめておきましょう。ここでは、外壁塗装における塗料のタイプの選び方をご紹介します。

水性塗料

水性塗料は、外壁塗装において近年主流となっている塗料タイプです。名前の通り、水で希釈して使用するため、環境への影響が少ないという特徴があります。また、VOC(揮発性有機化合物)の排出量が少なく、臭いも控えめなため、施工時の周辺環境への配慮がしやすいでしょう。近年では技術の進歩により耐久性も向上し、以前のような油性塗料との性能差はなくなりました。

小さな子どもやペットがいる家庭では、安全性の高さから水性塗料が好まれる傾向にあります。一方で、鉄部や特殊な素材には不向きな場合もあるため、使用箇所に応じた選択が必要です。

油性塗料

油性塗料は、シンナーなどの有機溶剤で希釈して使用する塗料タイプです。耐久性と美観の維持に優れているのが最大の特徴で、現在も広く使用されています。雨や紫外線などの厳しい屋外環境に強いため、長期間にわたる建物の保護が可能です。

油性塗料は乾燥が早く、美しい光沢感を出せることから、外観の美しさを重視する場合にも適しています。鉄部やツルツルした素材など、水性塗料が苦手とする箇所にも使用可能です。ただし、強い臭いや有機溶剤の使用による環境への影響などのリスクがあるため、適材適所での使用が重要です。

まとめ

まとめ

外壁塗装で塗料を選ぶ際には、耐久性や機能性などの確認が重要です。各塗料の特徴を理解しておけば、建物の状態や目的に合わせて最適な塗料を選択できます。長期的な保護と美観の維持が可能です。

「株式会社ミナミダ」は姫路市や赤穂市を中心に展開する会社です。単なる美観の向上だけでなく、建物の寿命を延ばす最適な方法もご提案いたします。弊社では、最適な施工方法を見極めながら、費用対効果の高い提案を行います。外壁塗装をお考えの方は「株式会社ミナミダ」にお問い合わせください。